英語がペラペラになる秘訣?長年の英語指導で見えた、たった一つの大切なこと

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こんにちは!長年、英語を教えていると、本当にたくさんの学習者さんとの出会いがあります。その経験を通して、「どうすれば英語がもっと話せるようになるのか?」という答えが、少しずつはっきり見えてきました。

実は、すごいスピードで英語が上達する人と、なかなか伸び悩んでしまう人の差って、とてもシンプルなんです。

それは、「気づき」があるかどうか。


なぜ「気づき」がそんなに大切なの?

「気づきって何?」と思った方もいるかもしれません。でも、ちょっと考えてみてください。自分の間違いに気づかなかったら、それを直すことって難しいですよね。

多くの英語学習者さんは、間違いを見過ごしてしまって、同じミスを何度も繰り返してしまいがちです。そして、誰か(たとえば英語の先生)に指摘されて、ようやく気づくんです。

でも、もし自分で「ここが違うかも」と気づけるようになったら、すごく成長が早くなると思いませんか?

だからこそ、「気づき」はとても大切なんです。

実際、多くの方がこの「気づき」を軽視してしまっていて、もったいないな…と感じることがあります。英語がなかなか上達しないのは、難しい文法や単語のせいではなく、気づく力が育っていないからかもしれません。


習慣と流暢さは「気づき」から生まれる

「気づき」があると、自然と良い習慣が身につき、その積み重ねが流暢な英語につながっていきます。逆に、気づきがないままだと、せっかくの努力がなかなか成果に結びつきません。

「できているつもり」になってしまうのは、意外と落とし穴なんです。


「知っている」と「できる」は別の話

たとえば、「Yesterday I go to the restraunt」と言ってしまったり、「many person」と言ってしまう…。正しくはわかっていても、つい口から出てしまうことってありますよね。

こういったミスは、頭で理解しているだけでは直らないもの。「あれ、今の言い方ちょっと変だったかな?」と自分で気づいて、修正する習慣が必要なんです。

英語の学習は、知識の暗記ではなく、スポーツやダンスに近い「スキルの習得」です。だからこそ、「できるようになる」ためには、繰り返しと気づきの積み重ねが大事なんですね。


よくある間違いこそ、成長のチャンス

I enjoyed to watch the movie.
こう言ってしまったとき、「それは ‘watching the movie.’ だよ」と誰かに言われて、「あ、そうか」と思って終わりにしてしまうこと、ありませんか?

でも、そういう瞬間こそが成長のチャンス。
ぜひ一度立ち止まって、「なぜ ‘enjoying’ が正しいのか?」を自分で考えたり、声に出して練習したりしてみてください。


「気づき」を育てる5つのヒント

ここからは、日々の学習で「気づく力」を高めるための、シンプルで実践的な方法をご紹介します。

  1. ゆっくり話すことを意識する
     ゆっくり話すことで、自分の言葉に耳を傾けやすくなります。オバマ元大統領のスピーチを思い出してみてください。あの間の取り方が、言葉に深みを与えています。
  2. 字幕なしで英語を聴く
     映画やYouTubeを字幕なしで観てみましょう。リズムや音のつながりに「気づく」力がつきます。
  3. 自己修正を習慣にする
     間違いに気づいたら、その場で立ち止まって修正しましょう。「あ、今の違ったな」と思ったら、正しい形に言い直すクセをつけてみてください。
  4. 音やアクセントを真似る
     好きな話し方をしている人の英語をよく聞いて、そっくり真似してみましょう。発音だけでなく、リズムやイントネーションも意識するのがポイントです。
  5. とにかくたくさん話す
     話す量が増えるほど、「気づくチャンス」も増えていきます。独り言でもOK!毎日少しずつ声に出して話すことで、自然と感覚が育ちます。

良い英語の先生というのは、正しい答えを教えるだけではありません。あなたの見落としがちなポイントに気づかせ、習慣を変え、自然に話せるようになる手助けをしてくれる存在です。

「気づき」を意識するだけで、英語の学び方が変わります。
ぜひ今日から、自分の英語にちょっとだけ注意を向けてみてください。きっと、今まで見えていなかった「伸びしろ」に出会えるはずです。